彼が最後に選んだのは、『相討ち』という、情けなくも勇敢な選択だった。 「『敗北』だけは、嫌だ」



最後に彼が選んだのは


『相討ち』という、情けなくも勇敢な結末。






「敗北だけは嫌だ。」






「いけええぇぇぇッ!!!」






『気迫』が、渦巻く。


そして戦士は、それを放つのだ。




逃しはしないと、敵を見据えながら。