紅の王子と太陽神(アポロン)の愛娘

作者優姫ルナ

一人前の魔法操士になる為に、卒業試験で一緒に闘う相棒は何と貧血気味の吸血鬼!?頼りない彼と迎えた試験当日、ティナは思いも寄らない相手から妨害を受けて――?

魔法操士育成学校(ウィザーズレイズアカデミー)に通うティナは、双子の弟のシンと共に卒業試験に挑む。




一人前になる魔法操士(まほうそうし)の証として新たなパートナー、吸血鬼(ヴァンパイア)のエルと出会う。




貧血気味で頼りなく、ストレートな発言の彼と衝突をしながらも、後は無事課題をクリアするのみ。




そんな中、ティナの周りで時折、不穏な動きが見られるようになる。




情緒不安定なシン。そんな彼に纏わり付く、謎の男の姿――。




色々な意味での不安要素を抱えながらも、試験はスタート。




始まって早々、ティナは会場で執拗に襲われ始める。




逃げ惑う彼女の前に現れた、今まで妨害をしていた人物は想定外な姿だった!




大事なものを守るために巻き起こる、切ない戦いの結末とは――……?