幸彦

未来と過去の愛が交錯する
不思議な感覚に陥りました。
一人娘を持つ身としては、余り考えたくない娘の結婚式後の精神状態。
過去が現実となり、自分を苛む。
はっきりとした結末として最後が描かれていないため、夫婦の愛の晩年を様々に想像します。
内容は決して突拍子もないものではありませんが、過去と現実の狭間で苦悩する主人公の様子が、わがことの様に感じました。