あたしには、悩みがあった。
確かに不便なことはたくさんあるけど、
別にいいやって思った。
けど、あたしはあなたに会って、恋をする。
あたしの知らなかったこと、
あなたがたくさん教えてくれたの。
あなたからたくさん知ったこと、
そんなの数え切れないぐらいあるんだよ。
あたしは始めて“世界が見たい”と思った。
これは目が見えない女の子の恋のお話。