嘘と笑顔に隠される真実

作者緋鳴








あのね、彼は言ったの。





「必ず守れ。誰にも渡すな。」








もう、慣れちゃった。







嘘をつくこと。







心の中の、もう一人の自分は悲鳴を上げてる。




だけどね、しらんぷりするの。






ほんとはね、悲しいんだ。辛いんだ。

















・・・・・・・って、ごめんね。



そんな深く考えないで。





全部、嘘だよ。ただの冗談だよ。



















<今日も自分を嘲笑う。>