天にかざした掌から、こぼれ落ちる光のように

作者彼方たすく

中学二年の夏、毎日を怠惰に過ごす毎日。ゆっくりと流れている思っていた時間は、もう取り戻せない。

中学二年の夏


毎日を怠惰に過ごす毎日


照りつける太陽


むせ返るような草の臭い


今でも思い出すのは


手が届きそうな天の河


それを覆い尽くすような


光の大花


僕たちの始まりのストーリー