3つの花火

作者pi-tan

「戻りたい…」

そんな事を想ったって、今ではただの1人ごとだよネッ?

時だけが流れて、そこに追い付けないでいる。

いつから…?

ねぇ、教えてョッ?

心の中であなたが微笑む。

優しそうな顔をして。

バイクの音がするたび振り返る…。

いるはずもないのに。

こんな終わり方しか出来なかった自分に、時間の音だけが知ってるかのように微笑む☆

「もう、歩いてみよう…。影を踏まないように。」