斉藤 巧(さいとう たくみ) 17歳になった俺は、いつの間にか彼女に会うためだけに、ある場所に通っていた。 そこは、俺と彼女が二人になれる場所―――。
そこは、君と二人になれる場所―――。
読書大好き少年
斉藤巧… 17歳
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真面目な図書委員
加藤 千里…16歳
いつものように図書館に入るとすでに明かりがついていた。
カウンターで、眠っていた君の寝顔のように、暖かい気持ちになった。
君に嫌われたくなかったんだ。
だから君に正直に話すよ…。
『放課後の図書館
~キミに伝える言葉~』