実話をもとにしたフィクション小説。泣けるなんてものじゃない。あたしが経てきた時間は、言葉にしても言葉にしきれない……そんな時間、宝に相応しい時間。








たとえ

離れ離れになっても




たとえ

互いを忘れても




たとえ

君に会えなくなっても







あたしと君の出逢いが



『運命』ならば



またいつか

あたしと君は

巡り合うんだよ



必ず。





あたしと君の出逢いが



『奇跡』ならば



もう二度と

巡り合えないかも

しれない



きっと。







あたしと君の出逢いは



『運命』ですか?

『奇跡』ですか?