目が醒めたら、
もう私は昨日を憶えていなかった。
昨日を知らなかった。
1つずつ、忘れていった。
消えていった。
その時は一刻一刻と近づいてきていた。
「死ぬな」
聴こえたのは
君の声と
コロナの子守唄。
■かみょ作
腐要素有。かも