大倉春菜

サディスティック王子
小説を読み終えて、さすがだなという感想がただただ心に残りました。
主人公が人間ではないだろうという思いはあったのに、いざ猫だと知ると、もう一度読み返してしまいます。

この小説を読むにあたって言えることは、読解力でも文章力でもなく、ただ、五感を使って感じ取ってほしいということ。
文字を追うだけではきっと読むことができない。五感で感じる。
そんな小説だと思います。
また、音楽をベースにしているあたりがいい!!
神秘的で、綺麗な小説です!
言葉を発した満月が泉水に一喝を入れた場面では突笑してしまいました(笑)