身近すぎた容疑者

作者

 自分の部屋で目を覚ました岡崎陽介は、ベッドの中で知らない女が死んでいるのを発見する。

 何があったか思い出そうとしても、どうやら昨晩からの記憶が無いようで、後輩を連れて飲みに行ったのが最後の記憶だった。


『もしかして、自分が殺したのか?』


 恐ろしい想像に身を震わせ、自分を疑いながらも、岡崎は真実を知るために立ち上がることを決意した。