タイムスリップした誠。記憶を無くしてしまった彼女と出会ったのは新撰組だった――。







広がる赤。涙が零れそうなこの世界。





そんな赤に背くように堂々と彩る綺麗な浅葱色。






さしむかう心は清き水鏡――。





貴方の心は綺麗で澄んでいた。この世界の中で異質な程、穢れない心。






それは、誠の武士だった――。