15歳で夜の蝶になった北野神子。
アルコール依存症の父が度々繰り返す自殺未遂・・・
そんな地獄から母と二人身体一つで逃げ出した。
年を偽り働いた店で知り合った7歳年上の龍侍(りゅうじ)は元暴走族の頭。
生まれて初めて本物の愛を手に入れたと信じていたのに・・・
龍侍の裏切りにボロボロに傷ついた神子の心は出口のない深い闇にさまよう。
もう誰も信じることができなくなってしまった。
心がちぎれるほどの痛みにゆがんだ顔は濃い化粧の下に封じ込めそれでも笑っているしかなかった・・・
掴んでも掴んでも指の隙間からこぼれてしまう「星の砂」のような儚い運命。
神子の体験した全てをありにままに書きます。