不穏な放課後、君とキス【完】

作者

私は忘れない。

君がここにいたこと。


薄暗い教室で密会を繰り返した。





私たちの間にあったのは、たったひとつの約束。














「俺、今でも覚えてる。


桜が咲いてて、強い風が吹いてて、先生がいて、―――――」







それから君がいた。












私は“大人”で、君は“子ども”。









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無限惑星様提出


4月のお題『桜』