作品コメント

せつなかった…
次の展開が全然読めず、
ページを進むのがウズウズしました。

もしかしたら
っていう期待を、零斗だけでなく、私も感じてしまいました。

だけど、やっぱり雨音と本当の姉弟でよかったと思います。

零斗の親は一体どうなってるのかとかも気になりますが……。


とにかく、よかったです。

「とりあえず深呼吸しようか…？」
私が読後にまず感じたのがこれだ。



星が足りない。
足りなさ過ぎる。
もっと星をつけさせてくれ、お願いだから!!


夢中でページを捲った。
この物語にのめりこんだ。


まずキャラクターづくり。
これがとてつもなく素晴らしいのだ。
主人公のナコを始め、レイト、瑠依、旭、そして雨音、全てが愛すべきキャラ。これだけのキャラを立たせる筆力はあっぱれ。

そしてストーリー展開と心理描写。
物凄い観察力と抜群の筆力で1人1人の心を克明に書ききっている。それぞれの気持ちが痛いほどに伝わってきて、そのどれもが頷ける人間なら当たり前の素直な気持ち、ズルイ気持ち、愛しい気持ち、エゴな気持ち、やるせない気持ち、そして理性との闘い―――。


声が枯れるほど、喉が裂けるほど、叫びだしたいこの想い―――




アナタガスキデス





これが読者の心を激しく揺さぶる。
日常なんかスパッと忘れてのめり込める究極のエンターテイメントはここに用意されている。

切ナイ
切ナイ雰囲気が私好みでとっても読みやすかったです。

最初はクールで素っ気無かった零斗だけど、
脆い部分を南子にさらけ出すようになって、
支えてあげて欲しいなって思いながら読んでいました。

最終的に雨音を選ぶと想っていたのですが、
南子を選んで意外というか…、
すごく納得のいくラストでした。

これからも頑張って下さい。

一途な思いが
姉弟愛、複雑な友情、そして純粋な南子の恋。
たくさんのストーリーが１つに集結されか感じで、内容は構成力に富んでいると思います。
複数視点からの物語にもかかわらず、解りにくくなく、物語がスムーズに進むのが、読者からすれば大変良点だと思います。

南子ちゃんの思いが、零斗をどう変えてゆくのか。
謎に包まれた瑠依を取り巻く物語は何か。

主人公だけでなく、サブキャラ達の物語にも注目ですね。
今後の展開に期待しています。

魅力的
すごく良かったです。

ひとつひとつの文章がすごく繊細で、
登場人物の想いもひしひしと伝わってくる作品でした。

タイトルにもなっている「傘」と、そして「雨」というキーワードを本当に上手に作品に織り込んでいるなぁと思います。
零斗と雨音が恋人同士だと最初に分かる場面の文章構成がとても上手かったです。

これからの展開がとても楽しみです。