序章
2007年、明治大学で痛ましい事件が起こった。
「明治大学應援團元リーダー部 自殺」
衝撃的な事件であったが、当時はもう一つのニュースの方が世間を賑わしていた。
それは
「時津風部屋の力士の暴行死」
この二つの事件には共通点がある。双方とも「上下関係」という、この日本に根付いている、古き文化が引き起こしたものであるからだ。
今回、取り上げた2つの事件のニュースで報道された事実。それは、どこまでが真実なのか。それはわからない。ただ、「応援団」という組織について、世間はどのような目を向けているのか。「上下関係」という、この規則はどうあるべきなのか。
ただただ感じた事を、皆様にお伝えしたいと思っている。
そして、何かを感じていただきたい。
これから、始まる物語はある1人の大学生活での出来事である・・・・・