未来のカタチ

作者瀬川

独自のスパイスを加えた狩猟の世界はどうですか?

にわかに雷鳴が轟き、降り始めた雨が森の香りを巻き上げる。

気付けば、姿は目前にあった。

天を飲み込み嵐の下、渦巻く風の向こう、美しく荒ぶる絶対者。

そう、既に両者は知っていた。

出会いが必然である事を。

そして間も無く、彼らが分かれたかること。

狩人とその獲物。どちらかが、どちらかに。