空が泣いた日

作者一宮未咲

この地球上のどこかに天国と地上をつなぐ赤い郵便ポストがある。
晴は母由紀子が亡くなった日から手紙を書き始めるが…

人は言った。


「この地球上のどこかに天国と地上をつなぐ赤い郵便ポストがあるんだって。」


「でも、誰がその郵便物運ぶの?」


「そこには、1人の青年がいてただただそのポストの中の郵便物を届けるんだって」


「なんで?」


「さぁ?」


      


ねぇ母さん。


あたしの手紙届いてる?


母さんに書き始めてもう何枚になるかな?


ねぇ?


手紙郵便屋さんちゃんと届けてくるてるのかな?


届いたらいいな。