私が死ぬまでの数日間

作者北極星のなりそこない

こんなに綺麗な世界に、私みたいな中途半端な存在は必要ない。


そう思って、死のうと思って、病院の屋上に駆け込んで、フェンスに足をかけた。


そこまではよかったんだけど。


「ねぇ、貴方が死んだらその身体、ちょうだい?」


私と幽霊、喜未子さんの死ぬまでの数日間のオカルトな話。