道端に倒れていた男を拾い上げ助けたときから、箱庭の平凡な人生は大きな局面を迎えることになる。幻想な空想と非現実をプレゼントする、bedtime story!
サンタクロースを見たことがある。それは白髭を生やした巨体のおじいさんではなかったが、顔が思い出せない。夢にもいつも出てくるが、どうしても、どんな人物だったのかを思い出せなかった。主人公・弥野箱庭はある日、道端に倒れている男性を発見し、家に連れていく。その男が発した言葉が、箱庭の平凡で夢心地のない世界を、色々な意味で変えていく。