※狂愛度はゆるめです。八割ラブコメ、二割サスペンスです※
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舞台は貴族社会の名残を残したどこかの近代ヨーロッパ。
ある日、元は王族今はしがない貴族の令嬢ティナは檻の中で目覚めることになる。
外出中に気を失い、気づけば監禁されていたのだ。
混乱する中ティナを助けに来たのは元婚約者のレオンだった。
ある"事件"をきっかけに昏睡状態で入院していたレオン。
二人は一年ぶりの再開だったーー。
ティナはレオンが元気になったことに思わず涙腺が緩むが、
(いや、こんな時は笑顔がいい。泣いてはダメだ)
と涙をこらえる。
その時、レオンは突然嬉しそうに笑い出すのだった。
「ティナのその顔、だーい好き」
そう言った彼の性格は、以前と180度変わってしまっていた。
ティナはその時気づいてしまう。
自身を誘拐し監禁したのはこのレオンであると。
レオンは"事件"をきっかけに祖先であるヴァンパイアの血が目覚め、ティナを溺愛するようになってしまったのだ。
そしてレオンは人間とヴァンパイアの間で彷徨うことになる。
ティナを好きだと言うヴァンパイアのレオンと、
ティナのそばには居たくないという人間のレオン。
どちらもティナに執着があるようだけれど……。
二人の食い違いに、ティナは翻弄されるのだった。
そんな時、レオンをそうさせた元凶である"事件"は急展開を迎える。
一度は解決されていたものの、真犯人がいると警察は秘密裏に動いていた。
事件を解決しようとする中、ティナはレオンの心の奥底にある思いに気付かされる。
そして、ある一つの答えをレオンに告げるのだった。
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