中学二年生の日河莉子は、超能力がつかえる。
しかし、その能力は一日限定、つまり日替わりなのだ。
大体、しょぼーーーいヘンテコな能力しかつかえない。
ある日、『他人の心が読める』というかなり強い能力がつかえることがわかった莉子。
もちろん、いつものように一日限定で。
心が読めたせいで、不良だと噂のクラスメイトの本間心太郎が、他人の心が読める超能力者だと知ってしまう。
しかも、心太郎は莉子のことを仲間だと思い込んで近づいてくる。
心太郎の存在が怖い莉子は、とっさに『わたしも心が読めるんだ』と、能力が日替わりだということを隠し、嘘をついてしまうが――。