高校2年生の乃唯は、父親に虐待される日々を送っていた。小学校低学年の頃から、暴力を受けて育った乃唯。母親までもが自分を置いて出ていく始末。まともに学校生活を送ることすらままならない乃唯は、そのせいで内気な性格になり、同級生からは避けられていた。しかし、そんな乃唯にも転機が訪れる。夜中、父親に殴られていたところを、顔立ちの整った雨夜悠璃という青年が発見。悠璃は警察に通報し、乃唯のことを家に引き取った。実は、悠璃は乃唯の高校に転入するつもりの同級生だということがわかる。一緒に過ごしていくうち、悠璃の溺愛が加速していくのに動揺する乃唯。そんな悠璃に、乃唯はどんどん引かれていく…