雪穂はどういうわけか記憶を全く失った状態でとある男(暁月透)の家にいる。透との関係性も自分の名前もわからない雪穂は彼との歪んだ関係に溺れていく。これは愛なのか、執着なのか、それとも…―。「思い出さなくていい。君は俺から離れられないのだから」
気がつくと知らない家にいた
自分の名前すら思い出せない私には、彼しかいない
「このままでいいんだ。君は、僕に身を任せていればいい」
彼はそう言って、今日も私を抱く
この関係に名前があるのならば、それはいったい…―
歪な君に、プラスチックの花を