彼が愛しているのは、この身体に宿るもうひとつの心。
人間やエルフ、魔族といった様々な種族が大陸の覇権をかけて争っていた時代のハイファンタジー小説。
生まれ育った村を何者かに襲撃された霊獣の娘ウィアスは、逃げる途中で天使と魔族の男との闘いに巻き込まれる。
天使の槍に狙われるウィアスを、庇ったのは魔族の男だった。
戦場での拾いもの――捕虜という形で投獄されるウィアスに、男は「気に入った。お前は俺の嫁になれ」と告げる。
村の者達はもう誰も生き残ってはいない。天涯孤独となってしまったウィアス。
助けてもらった恩もある。男に惹かれつつあることも自覚していたウィアスは、男の要求を受け入れる。
男は魔族の軍の幹部だった。戦場では常に最前線に立つ魔将である。
そんな彼にはどうやら同性愛者ではないかという噂があって……
牢獄に囚われたウィアスの元に、彼は極上の餌を用意する。
その餌は“男”だった。
どうしても女性と結婚しなければならなくなった彼は、ある企みを実行に移した。
それは「女の身体に好みの男を入れてしまう」という、禁忌の企みで……
その企みとは裏腹に、男の精神と共存してしまったウィアスの身体は、ふたつの心が共に思考するという“普通”ではない状態になってしまって――
一部ボーイズラブ表現がありますが、ヒロインは女性のダークファンタジー要素のある恋愛ものです。
『 結婚 + 愛されてるのは私じゃない 』のシチュエーションで展開する、少し歪で秘密な愛の形。
現在、個人サイト、小説家になろう、カクヨム、pixivにも掲載中の作品です。
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