それは彼女がまだ人間だった頃のはなし。
小国の美姫ハーレィはカーミラと名乗る女性と出会う。
「急ぎの用があってすぐに行かねばなりません。どうか息子を三ヶ月ほど預かってはいただけませんか?」
しかし、幼くも高貴を極め抜いたハーレィの返答は、
「嫌ですわ。なぜわたくしが羽虫のお世話をしないといけないの?」
ドSな姫と素質ある少年が出会うとき、運命の歯車が回り出す!
いとしきをのぞむ全ての輩に捧ぐ不条理ファンタジー。第六章前編。
※お辛い展開があります。ストレスありきの内容です。暴言もございます。そういうの苦手な方にはおすすめできませんが、作者のポリシーでいわゆる救いのない結末には致しません。絶望を超えた先の愛がキーワードのファンタジーです。
※改めて考えてみたら年齢がちょっと無理あったので、急遽適度に書き換えました。失礼しました。