明治時代初期。
人里から離れた場所に不穏な闇の力から人々や国を護る使命を課せられた特殊な力を持つ選ばれし『八華』いう存在がいた。
八華の長『桜姫』である『古清水五十鈴』はある日自身のパートナーであるの火神家の跡継ぎ『火神弓弦』を迎える準備をしていた。
出迎えられた弓弦は最初は普通の青年かと思われたが、初対面の五十鈴に対しこんなことを口にする。
「いやー、花姫様って美人かなと思ったんですけど…意外と小さいというか…子どもだったんですね!」
「悪かったわね!!小さくて!!!」
最初の出会いは最悪だった。
こんな奴がわたしのパートナー?
信じられない。
五十鈴は弓弦と上手くやっていけるか心配だった。
そんなある日『黒妖集』と名乗る妖怪と契約を結んだ人間たちが五十鈴たち八華の前に立ちはだかる。
そのリーダーである蜘蛛の妖怪と契約を交わした蛛之坂劾の手には大昔世界を滅ぼしかけたといわれる『魔黒刀』を手にしていた。
封印されし魔黒刀が何故人の手に!?
その日から五十鈴たちは劾たちと戦う日々を繰り広げる。
「あなたは魔黒刀の恐ろしさを知らない!その力が暴走すればあなただって…!」
「関係ない。オレたちにはもう、この道しか残されていないんだ」
果たして五十鈴たち八華は黒妖集を救い、世界滅亡を止めることができるのだろうか?