高校3年生の永野祐輝は、中学の頃バスケットボールの注目選手だった。ところが、高校入学後まもなく、不良たちとの暴力沙汰を起こしてしまい、バスケット部を退部させられてしまう。
目標を失くしてやけ気味の生活を送っていた祐輝だったが、そんな彼を変えたのは、たまたま不良に絡まれていたのを助けた縁で知り合った吉田に演劇部に誘われたことがきっかけだった。
そんなある日、祐輝は偶然一人の女子生徒に出会う。彼女を見たとたん、祐輝は一目惚れをしてしまう。
何としても彼女と「お近づき」になりたい祐輝は、校内を必死に探し回り、たまたま廊下で彼女とすれ違うが、挙動不審になってしまい、彼女は逃げるように去って行く。
祐輝が次に彼女を見かけたのは、新入生歓迎会の日だった・・・。
不器用なのっぽと臆病な天使の、短くも激しい恋の行方は。