恋も仕事も失い、失意のまま、レンタカーで亡き祖父母の田舎の家を目指していた元パティシエール・西川柚香(23)。
誰もいないと油断していた夜道で、大きな真っ白い犬をはねそうになり、
とっさにハンドルを切ったら車ごと田んぼに横転。
もう未練はないと生きることを諦めたのに……
目が覚めたら痣ひとつなく元気だった。
柚香を助けてくれたのは、日本茶しか出さないお茶処の主人。
不思議な色に光る瞳を持つ、美しいイケメンだった。
「お菓子作りは壊滅的にダメなのです」
そう言う主人のために、洋菓子を日本茶に合うようにアレンジしたら、
常連客にも好評で……。
居場所をくれた主人に惹かれていくけれど、
別れは思ってもみないときに訪れる……。
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