自称、ちょっとワケありな女子高生、鈴原かさねは、ある日紫式部と名乗る十二単を纏った女性(幽霊)と出会う。


自分の本当の名前を探して欲しいと頼んできた彼女のため、かさねは彼女のほんとうの名前を探すため、日々奔走していくことになる。


しかし、名前探しは難航し、紫式部の好奇心旺盛で'人間の作る物語が好き'という性質から、彼女以外の様々なワケありの幽霊たちの悩みを解決していく羽目に。


さらに、除霊師だという美少年が2人の前に立ち塞がり、ますます名前探しは難航していく。


そんな中で、かさねはあることに思い当たる。

名前が見つからないのではなく、彼女が今ある名前を受け入れられていないのではないか、と。


人や幽霊の、それぞれの思いが織り成す、ドタバタラブ(?)コメ現代ファンタジー!