尋常じゃなく負けず嫌いのヒロインと暗い過去持ちの眼帯ヒーローの、年の差の恋と謎解きの西部劇。

この作品は「むりやり保安官の事件簿」をシナリオ化したものです。
https://maho.jp/works/15591074771453011288

物語全体のあらすじ


 舞台は十九世紀末アメリカ、ワイオミング準州。主人公のアイオン・バークワースは、度を超えた負けず嫌い。彼女は兄を何者かに何者かに殺されており、その犯人を捜し出して仇をとりたいと考えている。そのために人を殺せるようになることが、彼女の目標である。


 ある日アイオンは、ぎっくり腰になってしまった保安官の父の代理として、殺人事件の起きた村の村長に雇われた探偵の道案内兼助手を務めることになった。


 待ち合わせ場所で出会ったのは白髪で眼帯のガンマン、ギィ・デュバル。彼はアイオンを役に立たなさそうな子供と馬鹿にする。腹を立てたアイオンは、この男を見返してやろうと心に決める。


 捜査するなかで、アイオンとギィはイサイアス・シャーウッドと名乗る優男の新聞記者に出会う。彼はアイオン達と同じ殺人事件を追っている。アイオンは自分を子ども扱いするギィに反感を覚える一方で、イサイアスの曖昧な優しさに惹かれていく。


 あるとき、アイオンはギィにならず者から庇われた。アイオンは素直にお礼が言えず、二人は喧嘩別れする。アイオンはイサイアスのもとへ行く。

 ギィの弱みを握りたいと思っていたアイオンに、イサイアスはギィの過去に関係するある連続殺人事件の話を聞かせる。新聞記者であるイサイアスは、ギィとは面識はなかったが、事件の話は聞いたことがあったらしい。思ったよりも重かったギィの過去に、アイオンはどうしたことかと悩む。


 次の日アイオンはギィのもとへ戻ったが、結局また二人は喧嘩して別れる。夜、行くあてもなく馬を走らせるアイオンが出会ったのは、夜空を眺めるイサイアスだった。アイオンはイサイアスとともに焚き木を囲む。イサイアスの前では素直になれるアイオン。しかし、ふとした発言からイサイアスがこの村の殺人事件の犯人であると判明する。どこか納得した気持ちで、アイオンはイサイアスを見つめる。


 イサイアスは自分を犯人だと認め、アイオンに自分を殺してほしいと頼む。もともと人を撃てるようになりたいと思っていたアイオンは、迷わずイサイアスに銃を向ける。


 しかし発砲しようとしたそのとき、アイオンは銃を撃ち落とされる。撃ったのは、独自の捜査の結果イサイアスが犯人であると突き止めやって来たギィであった。撃ち合い、地面に倒れるイサイアスとギィ。イサイアスは死に、ギィは生き残ったが重傷だった。


 その後ギィは回復し村を去るが、アイオンはギィが彼女を殺人者にさせないかわりに死にかけたことが許せなかった。


 自分を守った代償を支払わせるため、アイオンはギィに着いていくことに決めた。こうして喧嘩の絶えない二人の旅が始まった。




この作品は「むりやり保安官の事件簿」をシナリオ化したものです。

https://maho.jp/works/15591074771453011288