時は戦国時代末期…九州最強と呼ばれた戦国大名・島津家。
当主義久の後継者となる御曹司・島津久保と、後にその正室となる・亀寿姫は九州征伐の人質として共に上洛していた。
二人は惹かれ合い、桜咲く春の日に夫婦となり永遠の愛の約束を交わす。
だが幸せな日々は長くは続かない。
小田原征伐、そして朝鮮出兵により21歳の若さで久保が帰らぬ人となった後も、二人の約束は揺らぐことなく固く結ばれたまま。
時は流れ戦国の世が終わり、その愛の約束の中でその想いは引き継がれ、大藩・薩摩藩が立藩していく。
そしてそんな二人を守り続けた…名も無き家臣達がいた。
戦国の世で、ただひたむきに愛に生きた若き夫婦の軌跡とその家臣たちの忠義の物語。
そして歴史に埋もれた島津家17代当主の謎が、桜に交わした永遠の約束と共に今は…解き明かされていく。
時代・歴史
- #島津
- #悲恋
- #純愛
- #戦国
- #溺愛
- #切ない
- #薩摩
- #主従
- #歴史