ただ自分だけの家族が欲しかった。父の再婚で居場所のなくなった私は、逃げるように当時付き合っていた彼と結婚した。しかしすぐにその結婚が間違っていたと気づいても、戻る場所も頼る人もいない私にはどこへ行くことも出来ず、彼のモラハラによってどんどん自分は弱い人間なのだと思い込むようになっていた。
そんな折、彼が幼馴染と浮気をしており、自分はただの都合の良い家政婦でしないことを知ってしまう。目を背けてきた現実。それでも逃げ出すことが出来ない弱さ。
過労とストレスから自宅で倒れた私は、最後の望みをかけて夫へ連絡する。苦しみの中、数時間たってやっと帰宅した夫からかけられた言葉は『まだ生きてたんだ』だった。
夫は浮気相手からの入知恵で、私が勝手に死ぬのを待ちわびていた。しかし死んでいないことを知った夫は、私を蹴り上げ殺害する。
一度目の凄惨な死。どうしても死にきれなかった私は、目を覚ます。それは自分が死ぬ数時間前だった。
今度こそ最後のやり直しだと、私は夫へは連絡せずにそのまま救急車で病院へ。駆けつけた父に事情を話、頭を下げた。死ぬくらいなら、恥もプライドも関係ない。
どうしても自分を死に追いやり、幸せになろうとした奴らを許すことなどできないから。お金と地位を取り戻した私は社会的に二人を抹殺し追い込んだあと、自殺に見せかけて殺害する方法を計画する。
歪んだ愛
- #幼なじみ
- #浮気
- #サレ妻
- #殺人
- #モラハラ
- #死に戻り
- #やり直し
- #ハッピーエンド
- #復讐
- #不倫
- #ざまぁ