都内で働くOLのエリ(28・当時)は、ゴルフ練習場で知り合った会社社長の一郎(50・当時)に気に入られ、会社を辞め正式に愛人となる。それから五年、順調な愛人生活を送っていたある日、一郎の会社に新しいCFO(財務最高責任者)のカズ(35・当時)が入社して来る。一郎の会社主催のゴルフコンペでエリとカズは出会い、二年の月日を経て二人は結ばれることとなる。そしてエリは一郎と別れ、カズの愛人となりふたりは密かに関係を続けていた。しかし十年の月日が経った頃、隠していた二人の関係が会社の知るところとなり、カズは転職を余儀なくされる。収入は減り、またカズの子供の大学進学に伴い、カズはエリの面倒をみることが金銭的に難しくなった。それでも別れるこどが出来ないふたりは相談し、エリは働きにでることになる。十五年ぶりに社会復帰する愛人に世間は厳しく、結局採用されたのは名もない介護施設のみ。それでもエリはお金のため仕事を続け、気が付けば五年の月日が経っていた。現在48歳になった、苦労知らずの愛人が介護士として奮闘する実話エッセイ。
エッセイ
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