旅芸団の一員として暮らす少年ライアスは、訪れたセイラン王国の北端の町スーサで少女と出逢った。スーサが北方騎馬民族の一団に襲われた時、ライアスは矢を射られ川堀に落ちてしまう。対岸で騎馬に拾われた時、ライアスは記憶を失っていた。
騎馬民族の国、ファングの四大氏族の一つ、ヴァンギル族の将軍家にライディンと名付けられ養子として暮らすこととなった。ファングで暮らして半年、ライアスは自ら志願して練兵学校に入り、そこでケチャ族のロウランやタングト族のジウロンと出逢い、また1点を除いて記憶を取り戻す。練兵学校が閉鎖された後、ライアスはケチャ族の集落に寄った。ケチャ族の反乱計画の軍議に加わったライアスはヴァンギルとの連名を提案する。その動きはやがて反タングト同盟を生み、クアンティンが盟主となるが、タングトとの決戦直前に殺され、ライアスが盟主を継ぐことになった。ジウロンの働きもあり、タングトも統合、新たなる国”崙”を造り、ライアスは王となった。ある理由統一する統一する必要を知ったライアスは、南の国大ギルバリア帝国との対決を決意するのだった。
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