魔法のiらんど大賞2021 コミック原作大賞(ヤンデレOLがパラサイトマンに恋したら)

作者桐谷 美和子

ある自動車メーカーの東京営業所。通勤が徒歩10分という環境の小川幸雄は、未だに親と同居の入社6年目の整備士。毎日会社と自宅の往復で彼女も友達もいないからと退屈な日々を送っている。そんな幸雄に入社以来6年思いを寄せている青木智子は、片思いが長すぎてヤンデレ妄想状態。幸雄は容姿も良いが、小学生の時に入…

▶ストーリー概要および物語の設定

ある自動車メーカーの東京営業所。通勤が徒歩10分という環境の小川幸雄は、未だに親と同居の入社6年目の整備士。毎日会社と自宅の往復で彼女も友達もいないからと退屈な日々を送っている。そんな幸雄に入社以来6年思いを寄せている青木智子は、片思いが長すぎてヤンデレ妄想状態。幸雄は容姿も良いが、小学生の時に入り浸っていた親友の兄から女心をくすぐる仕草や表情を無意識に影響を受けていた。たまにそれが出てセクシーさを醸しだすことから、実はモテていたが、愛想が悪く、挨拶もしない幸雄は同僚とも一線を引いていた。それは、親の仕事で3歳から7年イギリスで暮らしたが、急な帰国と翌年に父親を亡くしたことがきっかけで、人との付き合いに興味を失ったからだった。ある日、ヤンデレ妄想の止まらない青木智子からパラサイトシングルのアンケートを頼まれたことで、すべてを母親に依存している自分が改めて嫌になり、たまたまYahoo!の広告に出たグリーンカードに応募してしまう。強引な同期と最初は戸惑いながらも遊び始め、また智子からの積極的にアプローチもあって徐々に心を開き始めるが、グリーンカードに当選したことから人生が一変する。


自分の人生を切り開くために、社内恋愛やキャリアアップ、仲間や家族と助け合い、想い合うことを通じて、ヤンデレの智子に振り回されながらも、幸雄は人間として成長し、自立を目指していく現在を舞台にした物語。


▶この作品は「パラサイトマン」をコミック原作化したものです。「パラサイトマン」は幸雄の一人称で語っているため、智子のヤンデレシーンが少ないのですが、この原作大賞では三人称で語るようにしたため、タイトルも「ヤンデレOLがパラサイトマンに恋したら」に変更しました。

https://maho.jp/works/15591074771456303713