愛する夫と二人の子ども達に恵まれ、夫とはセックスレスであるものの、順風満帆の生活を送る紗江子。
それなのに、紗江子は何かが足りないと感じながら日々を過ごしていた。
幼い次男の散歩先である公園で紗江子はいつも見かける若い父親に声をかけた。
男は宮園と言い、紗江子のどこか満たされない気持ちを見抜き、紗江子に囁く。
『自分はセラピストでリフレクソロジーでお客様を癒している。一度施術させて欲しい』と。
宮園にそう言われた紗江子は期待と不安が入り混じるなか、宮園の自宅兼サロンに訪れる。
施術が終わり、紗江子は宮園に促されて苦しい胸の内を吐露する。
そして、宮園に言われて紗江子は気がつく。
足りなかったのは、体の温もりだったのだと。心が満たされても、体は満たされないことを知った紗江子は自ら宮園に木曜日の、子どもが習い事に行っているこの時間だけ満たして欲しいと懇願するのだった。
宮園との関係が続き、紗江子は女性として愛される自信に満ち溢れ、夫も次第に紗江子に色気を感じるようになる。
木曜日の刺激的な時間を心待ちに、紗江子は今日も主婦業に勤しむのだった。