戦が終わり王都に帰還していた英雄騎士ノクサス・リヴァディオ様。
ある日、英雄騎士と呼ばれるノクサスの使者がダリア・ルヴェル伯爵令嬢のもとにやって来た。
すでに当主もいない没落中のルヴェル伯爵家。ダリアは、借金のかたにある伯爵家へと妾にあがるはずだったのに、何故か呪われたノクサスのお世話にあがって欲しいとお願いされる。
借金のあるダリアは、給金を期待してノクサスのお世話に上がることにする。
伯爵令嬢のダリアは白魔法使いでもあり、呪われて片側だけ仮面を付けているノクサスのお世話に励もうと決意するが、ノクサスは記憶喪失中だった。
しかも、記憶喪失のノクサスが覚えているのはダリアのことだけ。
「ノクサス様との思い出を語ってください」と言われても、初対面なのですけど……。
人違いだろうかと疑問に思うダリアだったが、記憶喪失のノクサスは間違いないと、説得力のない自信を持っていた。
そんなノクサスの邸での生活が始まり、彼はダリアが恋人だったと信じて疑わず求婚する始末。
でも、ダリアには求婚を受け入れられない秘密があった。
ノクサスは絶賛記憶喪失中で、誰もノクサスとダリアとの接点がわからない。
それなのに、ノクサスの溺愛ぶりは止まらなかった。
ファンタジー
- #溺愛
- #騎士
- #モフモフ
- #記憶喪失
- #魔法
- #呪い
- #ハッピーエンド
- #再会