刹那を産む闇夜。
北条 氏康の息子である三郎は
上杉謙信の元へ講話の印として
向かいました。
人質でございました。
しかし妻や子と引き離され
人生を悔やむ彼に謙信は自らの養子に
なることを求め姪と結婚させましたが…。
謙信の急死を受け跡継ぎ争いのため
勃発した内乱「御舘の乱」では数々の
悲劇が起こりました。
三郎以外にも御舘の乱の影響で死を
選ぶ事になってしまった悲劇の姫も
おります…。その名は悠良姫…。
彼女は享年19歳。若すぎる死でございました。
※この小説は史実を参考に作者が考えて書いたオリジナルのフィクションです。※