私立星廉学園高校の二年生である佐伯由良(さえきゆら)は、七月七日に突然クラスメートのハイスペ男子・南条紫雲(なんじょうしうん)から壁ドンされる。告白か何かかと思いきや、彼の発言は「頼む、嘘でも良いから俺に『好きだ』と言ってみてくれないか?」という不可解なものだった。突き放そうとしても縋ってくる彼に折れ、事情を聞いてみると、彼は数え切れないほどに七月七日をループしているらしい。そして、ループ脱出の条件はとにかく女の子にモテることなのだという。彼の謎発言の理由が〈現状彼のファンではない私も彼に好意を告げることで、ループが終わるのか確認すること〉だと理解した由良は、女優になった気分で「好きだよ、南条くん」と口にしたのだった。
しかし、結局南条紫雲のループは終わらず、それどころか由良までループに巻き込まれる始末。
ちょっと、何でいきなりこんなことに――!?
七月八日がやって来る日を夢見て、今日も必死に七月七日を生き続ける二人の明日はどっちだ……!
(※別名義で他サイトにも掲載)
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