つまるところ僕は、誰かに愛されたかっただけなのかも知れない。
加害者が被害者面することが、一番の罪だと、僕は誰よりも知っている。
蒼桜彗は、父親から性的虐待を、学校では酷い虐めに遭っておりふらふらと駅のプラットホームを歩いていた。そして電車が来た瞬間、飛び降りようとした彗は大手企業の御曹司・椿紅弥に引き止められる。
記憶に朧気なその少年を見て、彗は青い瞳に鮮明な赤を映す。
「やっと会えた、俺の
助けられた弥にそういわれ、キスされる彗。
訳が分からず、数週間が過ぎ、転校生としてあの時助けてくれた弥と再会することになるが……
完璧御曹司の弥と、生きづらさに苦しむ彗のラブストーリー!!
※この物語は、フィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※児童虐待の描写含まれるので苦手な方はブラウザバック推奨です。