父からの贈り物は、喜怒哀楽を表現できるオートマタだった。
イヴのくれた世界/月都七綺
西暦2052年。
地球上のどこかに存在する街、アストニタス。
そこでは、貴族のみ所有することができるオートマタが存在していた。
使用人として使う者もいれば、子のない夫婦が家族として受け入れることもある。
人間そっくりに感情をプログラミングされており、喜怒哀楽を表現することができた。
ラトロンス伯爵家でも、一体のオートマタ・イヴが人と同じように生活している。
友達のいない次男ミシェルのために、父が与えたもの。
今日もイヴは、ミシェルのとなりで作り物の笑顔を見せる。
表紙:フリーイラストよりお借りしています。
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