他人の悪意の声が勝手に聴こえてきてしまう夜川愛斗は、両親の死をキッカケに黒いスーツの男、黒淵定と出会う。黒淵の仕事は人間の哀しい想いを供養する心専門の『想儀屋(そうぎや)』だった。愛斗は、黒淵と想いを供養する巫女・火華と共に、『想儀』を依頼してくる迷える人間の哀しみに寄り添いながら、自分自身とも向…