国立大学の教務課で働く桜井満留は、
病床に臥す母親を抱えながらひとり、
鬱々とした日々を過ごしていた。
余命幾ばくもない母のため、大学と
同一敷地内に隣接する国立病院に
泊まり込みで看病をしていた満留は、
ある夜、お化けが出ると噂のある
中庭で一人の少年と出会う。
半年前に亡くなった祖母を想いなが
らこの中庭によく足を運ぶのだと話
をしてくれた少年、満に、自分と
同じ孤独を垣間見た満留はひと時の
癒しを求め中庭で会うように。
一方、大学でタイムマシンの原理
を研究しているという風変わりな
准教授、妹崎紫暢ともある出来事
をきっかけに距離が縮まって。
母娘の絆と別れ。
親子のすれ違いと再生。
異なる種類の孤独を胸に抱えなが
らもそれを乗り越え、
心を通わせてゆくヒューマン・
ラブストーリー。
※この物語はフィクションです。
※表紙の画像はミカスケ様の
フリーイラストからお借りして
います。
※作中の画像はフリー画像サイト
pixabayからお借りしています。
※作中に病気に関する描写があり
ますが、あくまで作者の経験と
主観によるものです。
<参考文献>
・Newtonライト3.0相対性理論
ゼロからわかる相対性理論入門書
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