友達と別れて新しい高校への入学。
期待とワクワクではない、心臓の鼓動に不安を抱えながらギュッと力を込めて歩く。
コミュニケーションを取るのは上手じゃなくて、友達もできない私に、先輩は優しく逃げてきていいよ。って言ってくれた。
先輩に出会って、文芸部に勧誘されて…
文芸部の部室に入れば、先生がいましたね。
薬品の匂いが付きまとうちょっと変わった先生に恋をしました。
人生で初めての恋でした。
文芸部に入って、友達も増えて楽しいことがいっぱい増えました。
私の卒業を泣いてくれるような後輩もできました。
文芸部での時間は、私のかけがえのない大切な時間でした。
そして、何よりも先生と過ごす時間が、私の大切な大切な宝物でした。
先生、大人になった今でも思い出すんです。先生と、あの日々のこと。
先生これは、大人になった私から先生への長い時間をかけた届かなかった。渡せなかったラブレターです。
読んでくれますか?