雨が好きだ。
晴れの日が嫌いというわけではないけれど、朝起きて窓を開けたときに雨の匂いがすると二度寝したくなるし、雨の音がすればベッドに横になって空想にふけりたくなる。

今日は朝から雨ではなかったけれど、外出自粛になってから日課にしているランニングを始める19時にに雨が降っていて、ブログの更新が遅くなってしまった。

最近は、仕事を終えてスマホをチェックしランニング、ランニングから帰ってきて小説を書いてブログを更新して夕飯、そのあとお風呂というパターンになっていたのだけど、今日は雨が20時には止む予報だったので先に小説を書こうとした。

いつも走りながら今後の展開を決めているのでじっとしているとあまり展開が思いつかず、身体を動かす必要があるのではないかと腹筋のトレーニングをしてみたら、小説を書く気が湧いてきた。
ルーティーンって本当にあるのだなと思った。

小説を書き終えるともう20時30分になっていて外は真っ暗だったけれど、街灯のある道なら走ってよいと言われたので走ってきた。
夕方より人が少なかったせいか、なんだかいつもよりハイペースで走っていた気がする。
夜の虫の声が声援に聞こえたのか、今日の小説はもう更新したという達成感が私の足を動かしたのか。

私は靴が地面を蹴る音が好きで、小さいころから「カッカの靴が欲しい！」と言っていた。
今はスニーカー×コンクリート、男性の革靴×コンクリートの音が好きだ。
雨の日のコンクリートは乾いたコンクリートとは違う音がして素敵だった。

走り終えるとスニーカーの先が濡れていて、雨上がりに走った、ということを私に教えてくれた。
雨上がりのランニングは気分がよかった。
汗をかいても見られないし、普段会いえない美人な柴犬にも会えた。

私は柴犬が好きなので、ランニングの時間を変えれば会えるワンコも違うんだなと、改めて思った。
会えるワンコ、ランニングのひとつの楽しみだ。