瀬戸健也は三年前に兄の翔一を失った。
彼は顔のない少年ことジャックの手により、懐中時計を残して亡くなった。
高校生になった健也は偶然にもジャックと再開し、懐中時計を奪われそうになるが、突如現れた槍に変身する謎の女性の手を借りてその場を凌ぐ。
助けてくれた女性は懐中時計に宿った付喪神のリグ。
付喪神は感情や想いが人の形を成して道具に宿った存在。
リグは懐中時計を大切にしてくれたお礼に願いを一つ叶えてくれるが、付喪神が宿った道具を五つ集めなければならなかった。
ジャックを追っている最中に既に三つの道具を集めた七海凛と付喪神のジュデストに出会う。
二人の協力もあり他の付喪神とジャックを倒したが懐中時計にひびが入る。
付喪神の力を使うと代償として翔一のことを忘れるうえに道具が壊れてしまう。それは付喪神の死を表していた。