幸介に謎の人物からメールが届く。
その人物は春華という名だった。
友達の詩菜がおかしくなったという相談メールだった。
会って話すと、とあるネットの物語が詩菜に変な影響を与えているという。
その物語は幸介と先輩の静司にも関わりのあるものだった。
それは、人が死ぬ瞬間を見ないと生きていけない少女の物語。詩菜もその少女になる可能性を秘めていた。
幸介と春華は詩菜を元に戻す為に協力するが、春華もその物語に侵食されていた。
物語はネットを介し、人々に加筆され、拡散、変化していた。春華も影響を受け、記憶が消されていた。
その影響は周囲にも侵食し、幸介も記憶が消されている1人だった。
春華は物語の影響を受けている事を察知し、自ら消えてしまう。
周囲から春華の記憶が消える中、幸介だけが覚えていた。
物語を終わらせようとする幸介の元に、大鎌を持った詩菜が襲いに来る。
2人は戦い、幸介が勝利。ネットの物語は消え、詩菜は元に戻った。
だが春華はおらず、皆の記憶からも消えたままだった。
記憶が戻らないという事は、まだ残っている物語があった。
幸介は、春華を取り戻す為、次は全ての物語を皆で終わらそうとする。
春華に会うために。
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