独り言 2
※拙作「天命記」のネタバレありますので注意※
よーーーやく「天命記」終わったーーー!
との事で、備忘録的に作った経緯とかを残しておこうかな、と。
ネタバレ含むなので、もし本編見てやるよって人がいれば、バックしてください。。
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さて。
何でこんな仙人っぽい人達が敵になる話を書いたのかと言うと、発端は「封神演義」(勉誠出版のやつ)を読んだからです。
元々「天命」とか「天数」という思想があるのですが、(詳しくはWikipediaとかで。。運命みたいなものです)封神演義では(少なくとも私が読んだものでは)、わりかしその言葉がよく出てきます。
で、「なぜ天命に背く!」と仙人側の人が言う台詞で、「天命なんかに人生決められなくてもいいじゃん。。」と思ってしまったわけです。(まあだいたい悪人が言われている気もするのですが)
そこから仙界と地上界の設定が生まれ、話が生まれ。。という感じです。中華っぽい舞台だったのは、封神演義がベースにあったからですね。
ちなみに、最初仙界の住人は「仙人」にしていたのですが、天命記に出てくる仙人はいわゆる「仙人」とは違うので、「仙士」と名前を変えました。それでも方々から怒られそうな話になったような気がするんですが。。
次にキャラの話。
一応メインの人間3人はモデルと言うか、イメージがありました。
華音は割と設定からがっつり封神演義の「哪吒」でした。
劉劔は四凶の「檮杌」イメージ。
秀麗はあんまりモデルはないんですが、ifのストーリーは心持ち紂王に寄せました(昏君というくらいしか要素がない)。
メインキャラが多いストーリーは初めてだったので、みんな設定考えるの楽しかったです。
で、渾沌ですが。この話、半分渾沌を書きたいが為に作ったものでして。
別の作品で「饕餮と呼ばれた少年の話」というSSがあるのですが、それに合わせて四凶テーマで何か書きたいなという欲望があり、じゃあこの話に出しちゃおう、とストーリーを構成して「天命記」が出来ました。
とはいえこの話に出てくる「渾沌」は、四凶というより、「荘子」における7穴がない帝としての渾沌と、封神演義に出てくる渾沌と同一視されている仙人・鴻鈞道人の設定を使ったので、あんまり四凶っぽく無くなってしまいましたが。
あと渾沌を出した理由は、本編3章の4辺りの通りです。
設定の話はこれくらい。あとはほんとに独り言です
「天命記」、初のアクション多めバトル小説でした。しかも、主人公の立場が最初と最後で全然違うという。
正直、書けるんかな、これ……と思った話ではありましたが、なんとか形にできて良かったです。
3章辺りから私も書いててお母さんの気持ちになってました。あんなに成長して。。。
一応間に合ったのであいらんど大賞に出しましたが、予選落ちしても多分悔いはないです。書いてて楽しかったし。
下剋上という人気要素に寄せましたが、基本はあんまり無いタイプの小説だという自覚はあるので、もし読んでくれて、少しでも面白いと思ってくれる方がいれば、きっとあなたは私と同じ性癖をお持ちですね……←
一応次は男女もので生者と死者の恋愛を書こうかなーと思っているんですが、ここに上げるかは未定です。
書きたい話はあるんですが、いかんせん締め切りがないと書き切れないもので、またどっかの公募のスケジュールを見て決めないと……
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